英検1級・TOEIC900点でも英会話は苦手

英検1級TOEIC900点(ベスト955)、苦手の英会話をNHK語学で学習中。

エンジョイ・シンプル・イングリッシュ日本語訳『秋芳洞』

 

エンジョイ・シンプル・イングリッシュ

秋芳洞

 

 

 

秋芳洞

 

ベン「アキト、見て! ヒツジ!」

アキト「ヒツジ?」

「うん。何百頭も、何千頭もいる!」

「ベン、よく見て。ヒツジじゃないよ。石灰岩だ」

「は?」

 

ナレ(アキト

ぼくはアキト。今日、ぼくたちは山口県美祢市に来ている。秋吉台に行く途中なんだ。

 

「ここは日本最大のカルスト台地だよ」

「カルスト? 何それ?」

「石灰岩でできた土地のことだよ」

「ああ、石灰岩ね。洞窟にあるやつみたいな?」

「そう。石灰岩は海に住む生き物の骨でできているんだ。ここは昔、海だったんだ」

「海?」

「そう。大昔に、地球のプレートが動いて、この土地を押し上げたんだ。そして雨と風で石灰岩がこんな形になった。とても長い年月をかけてね」

「詳しいね」

「小学校のとき、修学旅行でここに来たんだ」

「へえ、いいね」

「ここの下は日本で最大級の鍾乳洞なんだよ」

「洞窟? 行きたい!」

「そうくると思ったよ。行こう!」

 

ナレ(アキト

中に入った。秋芳洞の長さは約10キロメートルで、最初の1キロは一般に公開されている。

 

「入り口は冒険映画のシーンみたいだね」

「中はもっとすごいよ。これは『青天井』と呼ばれている。ここは広いけど、だんだん狭くなる」

「あれを見て。大きなお皿みたい。あんなの見たことない」

 

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「それは『百枚皿』って呼ばれているんだ」

「自然が作ったの?」

「そうだよ。何百年もかかったんだ」

「信じられない」

 

ナレ(アキト

ベンとぼくはもっと奥に入った。ぼくたちは自然の美しさに驚嘆していた。

 

「うわーっ! これは何?」

 

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「ベン! 声が大きいよ。ほかにも観光客がいるんだから」

「ごめん。あまりにきれいだからさ…」

「これは『黄金柱』っていうんだ。秋芳洞のシンボルだよ。高さは15メートル、幅は4メートルある」

「どうやってできたの?」

「洞窟の天井から水がしみ出て、壁伝いに落ちたんだ。そのとき、水中の石灰分がここに残って積みあがった」

「この大きさになるまで、どれくらいかかったんだろう?」

「ものすごい年月がかかっただろうね。あ、見て。次の石灰岩の形は、『クラゲの滝登り』っていうんだ」

「わー、まさにクラゲみたい! こういう名前大好きだよ。おもしろいね」

「あのね、専門家はいまだにこの洞窟を調査しているんだよ。まだ洞窟の全体像がわかっていないんだ」

「そうなの?」

「うん。専門家は今でも新しい場所を発見している」

「つまり、もっとおもしろい形の石灰岩があるかもしれない!」

「その通り。いつか独特の名前がついた新しい石灰岩を見られるかもね」

「ぼくたちが新しいのを見つけて、名前をつけるかもしれないよ。いい男みたいなのを見つけて、『ベン』って呼ぶ…」

「(ため息)」

 

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和訳、ちょっと迷いましたが、テキストの通り「limestone」=「石灰岩」にしました。ちなみに「鍾乳石」はstalacticeだそうです。

A&Bの旅も残すところあとわずかですね。